慢性頭痛に苦しんでいる患者さんは、おおよそ4,000万人と多く、あまりに一般的な症状であるが故に、社会も患者さんも頭痛が病気であるという認識が十分でない側面があることは否定できません。
特に、片頭痛の患者さんは840万人以上と多く、日常生活への負担や社会的影響も大きく、適切な治療により改善できる疾患であるという認識が少ないのが現実です。
鎮痛剤の服用量が増え、効かなくなり不安を抱えている患者さん(薬剤使用過多による頭痛)も多いと思われます。
まずは頭痛がすると、ひょっとしたら「脳卒中」「脳出血」や「クモ膜下出血」と心配になり、脳神経外科を受診すると思いますが、危険な頭痛でないと分かったら、そこからが「頭痛外来」の始まりです。
特に女性の方で、鎮痛剤で頭痛を凌いでいる方、生理時に頭痛で苦しんでいる方などは片頭痛の可能性があります。
“いつものこと”と諦めないで、頭痛がつらい時は当院を頼ってください。脳神経外科医としてあなたの頭痛に向き合います。