辛い肩こりには「動的ストレッチ」

「五十肩(四十肩)」に悩む人は多くいますが、マッサージすれば良くなる、そのうち治るだろうと考え、放置される場合も多いと思います。
辛い肩こりを解消するには、「動的ストレッチ」「静的ストレッチ」の使い分けが非常に大切です。腕を上げる際には「肩甲骨」と「上腕骨」が連動して動きます。これを「肩甲上腕リズム」と言います。この「肩甲上腕リズム」が出現せずに腕を上げてしまうと、筋肉を挟み込んでしまい、一部の筋肉に負担が掛かり、肩こり悪化の原因となります。そのため、「動的ストレッチ」「静的ストレッチ」を使い分け、きちんとした運動を獲得することが大切です。
それでも辛い肩こりには、生理食塩水を注入し癒着した筋膜を剥がす(リリースする)「筋膜リリース」を行うことで、痛みは劇的に和らぎます。NHKの番組でも紹介されていました。
(マイタウン 2019年12月号掲載)

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百合ヶ丘 いしだクリニック-川崎市麻生区の脳神経外科・頭痛外来・内科