夏に気づかれにくい脳梗塞

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めまいやふらつき、ろれつが回りにくいなど、軽い脳梗塞の症状は熱中症の症状と間違われやすく、様子を見ているうちに発見が遅れることがあります。
動脈硬化が原因の脳梗塞は、初期症状が軽い場合が多く、脱水などをきっかけに発症するので、特に夏に注意が必要です。
夏は熱中症になると脱水や血圧低下が起こりやすく、脱水になると血液がネバネバになり血栓ができやすくなります。また、血圧低下になると血流が途絶え、詰まってしまいます。
高血圧、糖尿病、脂質異常症、不整脈、喫煙習慣などの危険因子を持っている人は、脳梗塞が起こりやすくなります。 軽い脳梗塞を「熱中症だろう」と思い込んで見逃さないよう、特に顔や腕、脚の片側だけに症状が現れたら注意が必要です。 そのときは血圧を測ってください。脳梗塞では高血圧、熱中症では低血圧気味になるのも判別になります。 夏はこまめな水分補給で体調を管理し、熱中症や脳梗塞を予防しましょう。
(マイタウン 2022年8月号掲載)

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百合ヶ丘 いしだクリニック-川崎市麻生区の脳神経外科・頭痛外来・内科