「新型コロナに接触しないために」医師が患者をテレビ電話で診察するオンライン診療は、2018年から保険適用された新しい制度です。しかし、その利用条件が厳しく、今までほとんど利用されてきませんでした。
一方、患者さんは「病院に行ったら感染するかもしれない」と危機感があります。実際、日々新型コロナ感染の患者が大幅に増えている現在、医療機関を受診しなくても薬を処方してもらえるオンライン診療は、患者同士の接触機会を少なくする有用な手段です。
これまで、かかりつけ医がいる場合や受診歴のある患者に限って認められていました。しかし厚労省は、感染が蔓延している時期に限って、初診から全面的にオンライン診療を認めることを決めました。パソコンやスマートフォンで診察を受けられるオンライン診療は、患者も医療従事者も新型コロナの感染の危険から守られ、医療崩壊をも防ぐ最良の方法です。
(マイタウン 2020年5月15日号掲載)