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脳卒中を疑う5つの症状

脳梗塞と脳出血は症状が非常によく似ています。一般に脳卒中が重いほど意識が障害されますが、しかし外来診察でも意識障害のない脳卒中も多くみています。意識が正常でも安心はできないのです。よくある5つの症状は覚えておいてください。

(1)半身まひやしびれ(右または左の手足におこる)
(2)ろれつが回らない・言葉が出ない(言語障害)
(3)立てない・歩けない・ふらふらする
(4)視野の半分が欠ける・物が二重に見える(物が見えにくいと感じる)
(5)突然の激しい頭痛

これらの症状は本人には分かりませんから、周りの人がおかしいと気づいて病院へ連れて行かなければなりません。私の母も脳梗塞をおこしましたが、その発症時は、調理をしていて包丁をいつものようにうまく使えていないのに気づきました。「どうしたの」と聞くと言葉がろれつが回らずうまくしゃべれませんでした。直ぐに病院を受診し直ぐ入院し事なきを得ました。軽い脳梗塞ではCTやMRIでもすぐには異常が見つからない場合もよくあります。母の場合もそうでした。しかしサインはありましたから直ぐ入院、治療でした。私は専門医ですからそのわずかなサインは分かりましたが、一般の皆さんはそういわれてもなかなか分からないものです。もっと分かりやすい大切なサインだけはぜひ覚えてください。

(1)まず顔をみて、笑った時に片側の口角が下がる、動きが悪い
(2)手の麻痺は手のひらを上向きにして両手を胸の前に伸ばした時に片側の手が下がる
(3)言葉がろれつが回らず、「ぱぴぷぺぽ」がうまく言えない

このうち一つでもあれば脳卒中を疑う必要があります。脳卒中は一刻を争う病気です。普段から必ず前兆がありますからそれを見逃さないことが大切です。脳梗塞では一時的にこれらのサインが出ることがあります【一過性脳虚血発作】。クモ膜下出血では30%の人が事前に比較的軽い頭痛を経験しています。脳出血では事前の前兆はありませんが、高血圧の人におこります。高血圧、コレステロールが高い、糖尿病など生活習慣病の管理が大切です。脳梗塞とクモ膜下出血は事前の検査でリスクが分かりますので、変だなと感じたら専門医をぜひ受診してください。

(マイタウン H.29年2月1日原稿)

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