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老化や病気の予防について
 →  21世紀の医療の目指すもの
        ―生活習慣の改善による老化や病気の予防ー
 → 運動器の時代 ―生活の質を高める―
 → 高齢者の腰背部痛 −骨粗鬆症の診断−
 → 変形性膝関節症の痛み
21世紀の医療の目指すもの
―生活習慣の改善による老化や病気の予防ー
  介護保険制度が始まり三年目を迎え、徐々に制度の理解がすすみ、介護サービスも利用されています。
 介護認定委員として認定の仕事をしていますと、介護を必要とする老人は大きく三つのグループに分けられます。まず歳をとって体が虚弱になり生活を維持できない人々、骨粗鬆症で背骨の骨折や腰痛、関節の変形で膝や腰が痛み身体の運動機能が落ちる人々、もう一つは痴呆により自立した生活が困難になり介護が必要な人々です。
  これらの現状をみていると、日頃からの生活の習慣を気をつけ、散歩や運動を心がけ、腹八文目の生活をすることが大切です。肥満や高血圧、高脂血症や糖尿病などの生活習慣病を注意すると同時に骨、関節、筋肉や神経などのいわゆる運動器の手入れやトレーニングが、自立した生活をおくるために基本的に重要なのです。
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運動器の時代 ―生活の質を高める―
 ボケないために足腰を鍛えようとか、老化は足から始まるなどと言われます。この足腰や筋肉、神経などを含む言葉を運動器と言い、人間の生活を支え、生命を支える四肢・体幹の骨・関節・靭帯・筋肉・脊髄・神経の機能をすべて含んだ言葉です。骨、関節や筋肉がしっかりしていないと健康は保てません。また高齢化社会は、虚弱な老人が多くなります。生活の質をより良く保つために運動は大切です。運動が脳を働かせ生命を支え、人間に幸せをもたらせます。
 膝や腰の痛み、骨粗鬆症やリウマチなどに対するリハビリから糖尿病、高血圧や高脂血症などの生活習慣病の運動療法まで運動器に関わる領域は非常に広いのです。
 病気の予防から生活の質の改善まで運動療法は有用です。運動器という広い言葉の認識をもち、日常生活を支える運動の大切さをもっと理解してほしいと思います。
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高齢者の腰背部痛 −骨粗鬆症の診断−
高齢者がしりもちをついて腰痛をおこした時は、背骨が圧迫骨折している場合が多く、必ずX線撮影で背骨の圧迫骨折の有無を調べる必要があります。
骨量測定は診断のため参考にはなりますが、絶対的なものではありません。大きな外傷がなく骨量が若年成人平均値の80%以下で背骨の圧迫骨折があれば、間違いなく骨粗鬆症です。70%以上あれば骨量減少で骨粗鬆症ではなく、原因を調べて対処する必要があります。
日本人のカルシウム摂取は500mgと少なく800mg以上が望ましく、栄養指導やカルシウム剤が必要なことが多いのです。現在多くの骨粗鬆症の治療薬が開発され予防が可能になっています。
ビタミンDは吸収効率を高め、またビタミンKは骨量増加作用と骨の新陳代謝を高める薬剤として有用です。骨粗鬆症の治療の最終目標は骨折を予防し、寝たきりなどの介護の必要な状態を防ぐことです。
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変形性膝関節症の痛み
 日常の診療で最も多い症状は、慢性の膝関節の痛みです。この痛みは関節の表面を覆っている軟骨が老化と共に弾力を失い、すり減るために起こります。立ち上がるときや歩き出すときなど動き始めに起き、また階段を昇るときより降りるときに痛むのも特徴です。次第に正座もできなくなり、レントゲン写真では膝関節の内側に変形や軟骨のかけらなどの所見がみられます。
 治療はリハビリが中心です。膝の血行を改善し、痛みを取り関節の変形を防止するためです。また、太股の筋肉を鍛えることも有効です。痛みが取れないときは、膝の軟骨を保護する薬剤を関節内に注射すると楽になります。
 日頃の生活では太らないように心掛ける、正座や和式トイレなど膝に負担のかかる動作を控える、サポーターで膝を保護し冷やさない、急激で無理な運動は避けるなどの注意が必要です。
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