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院長のコラム 目次へ
脳動脈瘤
 → 未然に防ぐクモ膜下出血
 → 脳の病気に対する不安ー頭痛対策ー
 → 脳卒中診断の落とし穴〜典型的な症状でないとき〜
 → 危険な頭痛の見分け方
未然に防ぐクモ膜下出血―奇跡的な発見―
 クモ膜下出血は脳の動脈の瘤(血管のこぶ)が破裂して起こります。この脳動脈瘤の正確な診断には、脳血管撮影というかなり苦痛を伴う検査が必要です。
 しかし、現在ではMRIやCTなど侵襲の少ない方法で発見ができ、脳のドックで破裂前の脳動脈瘤がみつけられます。  当院でも最近連続して二人の患者を発見、聖マリアンナ医大脳外科の先生の手術で無事退院され、いまではまた元気に暮らしています。素晴らしい手術で後遺症もまったくありませんでした。
 偶然軽度の頭痛で来られ、脳CTの造影検査で発見されたのです。脳動脈瘤は、一度出血すると致命的なことが多く、命が助かっても後遺症が残ることが多い病気です。この頭の爆弾のような脳動脈瘤を破裂前に発見し手術することは、奇跡的に幸運なことです。いつもと違う危険な頭痛には注意が必要です。
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脳の病気に対する不安ー頭痛対策ー
  知人が脳梗塞やくも膜下出血で倒れ手術を受けた、亡くなってお葬式に出て自分も時々頭痛がするので心配だという患者が多くいます。脳は約1300gの重量で、多くの血液が流れ酸素とブドウ糖を消費しますが、体全体を制御するために必要です。20歳までは発達しますがその後は1年に1gずつ減少していきます。脳は次第に衰える、壊れたら後遺症が残ることはよく知られています。 
 最も多い症状が頭痛です。頭痛にも特徴的な性質があります。しかし一般の人には危険な頭痛は判断がつきません。実は専門家でもよく分かりません。ですから私は40歳以上の働き盛りで脳の病気が心配な方は調べた方がいいですよと言うことにしています。脳ドックも普及してきていますし、頭痛がして脳は大丈夫だろうかと思ったら、心配になった時が検査するタイミングです。
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脳卒中診断の落とし穴〜典型的な症状でないとき〜
  急に左半身が麻痺したときは右脳に異常があり、言葉がでなくなると左脳に異常があります。脳にはそれぞれの場所に特定の働きが決まっています。脳卒中で症状が起こると脳障害の対応する場所を推定し診断します。
 麻痺、しびれ、ふらつきや言語障害など分かりやすい症状は診断が容易です。しかし脳は情緒、判断や認識など高度な機能もあり、これらの機能が障害されると診断が困難です。
 老人の脳卒中は非典型的で、痴呆や異常行動など誤解されていることも多いようです。頭痛で来院したくも膜下出血を偏頭痛と診断、回転性めまいで来院した小脳出血を内耳性めまいとして耳鼻科へ紹介する、視野障害で来院した後頭葉の脳卒中を眼科疾患と診断、性格の変化で来院した前頭葉の脳卒中を精神科へ紹介するなどよくある誤解の例です。
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危険な頭痛の見分け方
 くも膜下出血  脳はくも膜という透明な薄い膜で覆われ、その膜の下に多数の血管が脳の表面を走っています。この血管にこぶ(脳動脈瘤)ができ破裂して出血する病気がくも膜下出血です。頭蓋骨を開けると脳ははれて出血で真っ赤です。
 働き盛りの人を襲う急死の原因で、寝たきり、失語症や植物人間など後遺症で本人や家族が悲惨な状況に陥ります。
 頭痛の特徴は、急に後頭部をバットでなぐられた、またはキリで突き刺されたような、今まで経験したことのない痛み、そして首筋のこわばりが起こります。出血はストレスの時と考えられていますが、睡眠中や普通の生活の時でも同じように起こり、差はありません。
 出血の原因である脳動脈瘤は24時間以内に再破裂して死亡する事が多いのですが、軽い頭痛のような警告症状が約50・の患者に見られます。予防としてこの危険な頭痛の特徴を知っておきましょう。
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