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アルツハイマー病
→ 生理的老化と認知症の症状 発症と診断のポイント 治療薬について
生理的老化と認知症の症状
 人間は老化と共に知的機能の低下が始まります。例えば大事な物を整理したことは覚えているが置いた場所が分からない。よくあることで、生理的な老化と考えられます。次に整理したことも忘れる、この場合、判断は微妙ですがまだ生理的老化と言えるでしょう。しかしだれかが盗んだと言い出したら病的です。つまり他人を煩わす、介助を要する状態になると認知症と考えられます。最近の出来事を忘れる、時刻、日付や場所が分からなくなり外出したまま迷子になる、人が認識できず鏡に映った自分の姿に話しかける鏡現象が見られる、他人への配慮がなくなり無関心になる、感情面では初期は抑うつ的になるが、末期は上機嫌で何があってもニコニコしている状態になるなどが特徴的な症状です。いくつかの知的機能の検査や脳のCT検査が有効ですので、気軽に調べてみることをお薦めします。
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発症と診断のポイント
 アルツハイマー病は、45歳以降に女性が男性より3倍多く発病します。病状の1期は軽度の健忘と性格変化が主症状で、身辺自立は可能です。2期は初発症状の悪化と共に部屋の中をウロウロする、言葉の障害などが見られ、半介助となります。3期は高度な痴呆で、人格は崩壊し、多くは寝たきりによる肺炎が原因で死亡します。全経過は2〜15年で、若く発症するほうが進行が早いです。
 認知症の診断は生理的な老化との区別が大切で、時間をかけてその人の変化を把握し評価しなければなりません。新しい情報を学習したり、学習した情報を思い出す能力の障害(記憶障害)や言語の障害(失語)、 運動麻痺などがないのに動作ができない(失行)、感覚障害がないのにものを認識できない(失認)、計画や企画(実行機能)ができないといった症状があれば、ほぼ診断は間違いありません。
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治療薬について
 脳の中でも特に頭頂葉、側頭葉の萎縮が著明で、診断には脳のCT検査が最も有効です。認知症高齢者は、厚生省の推計によると10年後には約200万人に達します。アルツハイマー病はその代表的な病気で、痴呆のみならず短期間で寝たきりの状態になる恐ろしい病気です。治療薬アリセプトは初期にみられる記憶障害や生活全般の機能を改善することが、諸外国の結果からも確認されています。一日一回の服用で効果が認められています。脳内の神経伝達物質の効果を高め、脳神経を活性化し症状を改善します。この薬は、介護の必要性を遅らせ家族の負担を軽減してくれます。さらにこの病気を治す可能性のある新薬の開発も進んでいます。脳内の異状が消失したという報告もあります。
 今後認知症の治癒につながる希望がもてますので、身近な主治医と共に今を頑張りましょう。
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