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特殊な頭痛発作と顔面神経麻痺

帯状疱疹によるHunt症候群

 耳の奥にさすような痛みやのどの痛みがあり、耳鼻科に行き中耳炎の診断を受けた患者さんがいました。
  あまり痛がり、夜も寝られないというので見てみると、外耳道や鼓膜には異常はないものの、左耳介の前の頬に少し赤くなって腫れている部位が二つほど見受けました。赤くなった湿疹のようで、ひょっとしたら帯状疱疹ヘルペスの水疱のできはじめではとアドバイスし、経過をみていました。
 2日後には水疱ができ、数日後には一部は赤黒いかさぶたにおおわれた皮疹に変化しました。耳介周囲にもひろがり神経痛も増悪していました。帯状疱疹による神経痛は神経痛がでてから発疹が生じるまで数日の潜伏期があり、痛みだけを訴えて来院した場合、診断は困難です。実際胸の痛みを訴えてきた場合、狭心症や時には肋骨骨折などの外傷まで考える場合もあります。数日後診察すると水疱のできた湿疹がありますから、診断はすぐにつきます。
  ほとんどがこのような肋間神経に起こりますが、まれに三叉神経(顔面の知覚)がおかされると、耳痛や鼓膜の痛み、顔面神経麻痺、難聴、めまい、耳鳴り、舌の前2/3味覚がなくなる、口が渇く,ドライアイなど多彩な症状が出現します。さらにこの顔面神経麻痺は2週間ほどおくれて発病しますので、湿疹がおさまり、神経痛が軽くなっても油断できません。
 治療は,ビタミンB12や星状神経節ブロック、レーザー治療、マッサージと抗ウイルス剤の投与やステロイド剤も有効です。特に顔面神経麻痺は神経の初期変性を如何に早く防止するかによって決まるといっても過言ではなく、早期に的確な診断と治療をおこなうことが大切です。


 

 

 

 

 

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